《ホスピタリティの現場は今、留学経験者を求めている》
■大切なのは異文化理解をしている人材
現在、訪日外国人旅行者は年間2400万人と言われています。現状、ホスピタリティの現場では英語対応は特定のスタッフに任せており、今後の課題としては現場のスタッフ全員の《語学力》底上げが重要な要素となっています。しかし、企業が求めているのは一般的な英語話者ではありません。《異文化理解力》・《コミュニケーション力》・《交渉力》そして、《語学力》が必要となっております。
英語はツールの一つにすぎません。英語話者というだけで顧客満足度を高める事は難しく、満足度を高める背景には顧客の出身国の習慣や文化理解をした上でのコミュニケーションが必須要件となってきます。
■なぜ、《語学力》以外の能力が必要なのか?
2020年に開催される東京オリンピックの影響で今後も訪日外国人旅行者の増加が予想されます。ホスピタリティの現場では、マニュアルだけでは対応出来ないシーンがあり、質問に対し適切に答えるためにより柔軟なコミュニケーション力が必要なります。仮に日本人同士であっても対人関係において大切な事は言葉が通じることよりも相手のことを理解することではないでしょうか。相手の背景を理解する事が顧客満足度を高める一番の近道だと言えます。
■国内企業がグローバル人材育成プログラム
企業は上記のような人材難のため企業自身がグローバル人材育成に力を入れております。海外実務研修員制度や留学制度の公募などを通した海外派遣の拡大や異文化理解を目的とした「グローバルマインドセットセミナー」などの展開をしております。海外留学経験者の可能性を理解し、活躍の場を提供する事が出来れば現在のホスピタリティの人材難は解消される問題です。
■OMOTENASHIのスキル習得
外国人旅行者が求めているのは日本人のおもてなしの精神や日本の文化です。世界でもトップクラスのホスピタリティ精神を持つ日本人のサービスは世界でも有名です。独自のサービス×《語学力》があれば国内のホスピタリティ業界は今以上の成果をあげる事ができるのではないでしょうか。日本の文化理解を外国人にしてもらうためには、まず海外の文化理解も必要になってきます。海外留学経験の皆さんにとっても日本のおもてなしの精神を再度学べる良い機会ではないでしょうか。
■今後の展望
日本の大学ではホスピタリティ学科などのバラエティに富んだ学科は少ないですが、海外の大学では一般学科と同じくホスピタリティ学科は存在しております。近年は日本の学生がホスピタリティ学科への留学も増加しております。卒業後は外資系企業に就職という形が主となっておりますが、帰国後に国内の同業界への就職によって《語学力》×《専門知識》を反映し業界のパイオニアになる事が可能です。海外留学経験者の留学経験を生かしたいという思いも今後の外国人旅行者の増加により叶える事ができます。
以前の日本国内の経済状況など考えると国内より海外就職のメリットが多く市場も大きかったように思います。ただ、現在の国内の市場動向をみると景気も上昇傾向にあり転職業界においても以前のような概念からの脱却が見られ、転換期を迎えておいります。これから変貌を遂げる日本のキーパーソンとして海外留学経験者の担う役割はとても大きく、帰国後も留学を生かせる仕事が数多く存在します。
本来、留学の本質と致しましたら海外で専門知識を勉強して、《語学力》を習得し、異国の地でしか得られない経験を積み、母国に対し得た知識や経験を還元
する事ではないでしょうか? しかし、以前の日本においては還元できる環境が整備されていなかったのも事実です。国内のホスピタリティ業界を始め市場全てが海外留学経験者の経験や知識を必要としており、帰国後の受け入れ態勢も整いつつあります。今だからこそ、TIP TOP JOBとしましても海外留学経験者の皆さんの帰国後の活躍をお約束します。
TIP TOP JOBは《語学力》だけでなく、《語学力×留学経験》という価値を求めている企業と求職者の間に入って留学後の人生をサポートしていきます。