<異文化理解を活かした就労>
《留学経験》がもたらす能力として知られる異文化理解に注目し、就労の場でどのような形で活かすことができるかについて考えていきましょう。
■異文化理解とは
国籍、人種、宗教、性別、年齢、職業、その他、異なることやもの、文化に対する理解、尊重、寛容など、違いを認める能力・知性です。
人は自分自身とは異なるもの、知らないものに対して拒絶的な反応を示す傾向にあります。それらは、グローバル社会では深刻な軋轢や衝突を生じさせます。異文化理解は、大変高度な能力であり、グローバル社会ではなくてはならないものとして、大変注目されているのです。
■異文化理解を就労の場で発揮する
異文化理解について具体的にどのようなことができるのかを考え、就労の場面で発揮する方法と可能性について考えていきましょう。
異文化理解を活かした就労の場面 |
製造・商品企画 |
営業 |
デザイン |
貿易 |
販売 |
ホスピタリティ |
観光 |
保険 |
金融 |
◎より細かなマーケティング |
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◎個々人に適した細やかなサービス |
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◎互換性のある商品開発 |
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◎差異に着目した交渉 |
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◎外国人観光客の新たなチャンスの発見 |
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<より細かなマーケティング>製造・商品企画/デザイン/販売/ホスピタリティ/保険/金融
文化の差異に着目した新たな視点でのマーケティング力として、異文化理解を発揮することが可能です。
製造業だけでなく、保険、金融では、新たな商品企画ができるでしょう。デザインでは、宗教への理解をモチーフや色合いなどのアイディアに活かすことができると考えられます。販売やホスピタリティでは、マーケティングが販売実績の向上や顧客獲得につながり、ダイレクトに反映されることが期待されます。
<個々人に適した細やかなサービス>ホスピタリティ/観光
異文化理解に基づき個々人のニーズに適した細やかなサービスを提供することが考えられます。
ホスピタリティでは、文化や習慣に即したサービスが実現できるでしょう。また、観光では、理解し易いロジックで日本の文化や歴史にフォーカスしたプランやメニューを提供することで、ますます注目されるインバウンドビジネスの充実が期待されます。
<互換性のある商品開発> 製造・商品企画/デザイン
国内だけでなく、海外でも使用できる互換性のある商品開発には、異文化理解がなくてはなりません。また、海外の文化から優れたアイディアを取り入れるなど、日本の良さを発信するだけでなく、海外から優れたものを取り入れることもできます。それらは、国内・国外双方にとってより高度でグローバルな文化を創造し、新たなライフスタイルや、考え方などを次の世代に示していくことにもなると考えられます。
<差異に着目した交渉> 営業/貿易/ホスピタリティ/観光/保険/金融
文化の差異に着目した交渉により、より合理的で双方にとって適切な合意が得られます。営業、貿易、ホスピタリティ、観光、保険、金融など、あらゆる分野でより優れた物やサービスの流通を実現することが期待されます。
<外国人観光客の新たなチャンスの発見> ホスピタリティ/観光/製造・商品企画
外国人観光客のそれぞれの文化的特徴から考えられる習慣・行事などに着目し、国内にはない機会や観点を取り入れることで、新たなイベントの企画や、観光テーマの設定などに活かすことができます。また、製造では、ラインの稼働時期を拡大することなどが考えられます。
■異文化理解を活かした就労
このように、《留学経験》で得た能力について具体的に考えていくことにより、就労の場で活かされるポイントを想定することが可能です。《留学経験》で得た能力を「どのように活かしていくのか」について改めて考え、職業選択、これからの転職・就活、そして新たな旅立ちに活かして欲しいと考えています。
TIP TOP JOBは《語学力》だけでなく、《語学力×留学経験》という価値を求めている企業と求職者の間に入って留学後の人生をサポートしていきます。