《留学経験を活かして働く インタビュー 海外営業》
今回は、製造メーカー勤務の海外営業の方にお話をお伺いしました。ASEAN内で広く営業し、出張や研修などでは、年に数回、欧米にも行かれるというメーカー関連の海外営業の魅力についてご紹介します。
■働くステージは世界
――海外営業の業務と魅力についてお話しいただけますか?
私は、国内の製造メーカーに入社し、10年ほど国内営業をしておりました。入社当初から海外勤務を希望しており、国内営業を経て、現在は、海外赴任をしてASEANで就労しています。海外営業は様々ありますが、多くはメーカー関連の仕入れと、販路の拡大が業務となっています。
――アジアでも英語を使用されるんですね、異国の地で営業する難しさを感じますか?
はい。やはり英語は世界共通語ですから、国の違う者同士のやりとりはすべて英語です。また、シンガポールやフィリピンの英語が有名ですが、マレーシアなどは準公用語として英語が使われているので、どこでも英語が通じます。世界の市場がアジアに移行していると言われるように、日本よりも、アジアのグローバル化はかなり先に進んでいます。
また、新興国が目まぐるしく発展していく中で、仕入れの競争も厳しくなり、より高度な営業力・人間力が問われます。日本人的なおくゆかしさは、海外営業ではマイナスになります。積極性と交渉力の重要度は、国内営業よりも高く、難しいです。
■国内営業経験を活かしたやりがいのある仕事
――難しさと同時に、やりがいを感じますか?
はい。難しさと比例する、と言えます。言葉や文化の壁にぶつかりながらですが、超えられた時の達成感、やりがいは、海外営業ならではのものだと思います。
国内営業として働いてきて、海外に出た現在は、国内での経験がすべて今の仕事に活かされていることを実感します。また、海外という環境から、さらに成長を求められるという意味では、社会人を10年以上経験して、未だ挑戦し続けられることがカタルシスになっていると感じています。
――海外営業はまさにTIP TOP JOBが考える、《語学力》×《留学経験》を活かした就労そのものですね。
《語学力》を活かすことは、国内でも可能です。国内で《留学経験》を活かすこともいくらかできるかと思います。しかし、海外営業は、まさにステージが海外ですから、《留学経験》が活かされるだけでなく、働きながらさらに海外経験を積むことができるという意味でも、向上心のある留学経験者にとって魅力的な仕事であると思います。
――最後に、求職中の留学経験者にアドバイスをお願いします。
海外営業では、《語学力》があることは最低条件でしかありません。英語はツールであると言われますが、まさにその通りです。しかし、国内でどれだけ高度な英語を習得していても、《留学経験》に勝るものはありません。《留学経験》をダイレクトに発揮できる職業として、海外営業にぜひチャレンジしてみてください。
TIP TOP JOBは《語学力》だけでなく、《語学力×留学経験》という価値を求めている企業と求職者の間に入って留学後の人生をサポートしていきます。