《留学経験を活かして働く インタビュー 英文事務》
今回は、国内の製造メーカーで英文事務として働く方にお話をお伺いしました。英語を用いた事務として知られる英文事務の魅力についてご紹介します。
■海外と英文でやりとりする
――英文事務の業務と魅力についてお話しいただけますか?
私は、国内の製造メーカーに就職し、英文事務を担当しています。海外への輸出入の際に、発注書や注文書などの書類作成、メールの送受信を英語でしています。その他各種英文資料などの作成、翻訳など英文を使用した事務職です。外資系企業では、各部署に専門のポストがあり、部署の業務を英語でサポートするのが英文事務の仕事だと言われています。スタイルは企業により様々ですが、英文事務の一番の魅力は海外と直接、英語でやりとりすることです。
――難しい書類を英文で作成するのでしょうか?
私の場合はアシスタント的な役割なので、普段は、フォーマットがあるものに英語で記入していきます。アシスタントであれば、留学経験者ならどなたでもできます。しかし、難しいのはオーダーメイドで注文するときです。細かなロットナンバーや、仕様を覚えていくので、働いていくうちにわかることが増えていきますが、英語で指示を出すので、ディテールの表現が難しいと感じます。
また、国によって時差があり、祝祭日があります。メールのやりとりはそれらを挟んでなされるので、取引先の国について学ぶ必要があります。カーニバルやイベントで返信が遅れることがあり、様々な差異を楽しみながら学んでいます。
――留学経験者の多様性や異文化理解も活かされますね。実践的な業務はありませんか?
あります。キャリアを積みながら《英語力》を高めていくと、海外からの電話の応対だけでなく、会社で書類や資料を翻訳したり、会議の英語通訳をしたり、実践的な活躍ができます。初心者は英文、キャリアは英語でコミュニケーションする、そういったイメージだと思います。
■キャリアアップが目指せる仕事
――キャリアアップも可能な仕事ですね、やりがいを感じますか?
はい。《語学力》向上だけでなく、働く上での具体的な目標が設定できるので、明確な課題を持つことができます。そこに向かって日々、努力していくことで、確実に次のことを目指せるので、とてもやりがいを感じます。
――最後に、求職中の留学経験者にアドバイスをお願いします。
《留学経験》があって、《語学力》を活かして働くことを考えていても、コミュニケーションには自信がないという方には、特におすすめです。働いていくうちにおのずとコミュニケーション能力が向上しますし、やはり活躍している人を見ていると自分ももっと積極的になろうと思うようになります。まずは、英語の記述力を活かして働く、そして将来的には英語でビジネスのコミュニケーションを仕事にする、そういう夢が持てる仕事です。
TIP TOP JOBは《語学力》だけでなく、《語学力×留学経験》という価値を求めている企業と求職者の間に入って留学後の人生をサポートしていきます。