《転職市場に吉報》
TIP TOP JOBの黒田です。昨今、日本の転職における定義が変わりつつあります。1998年以降、転職により賃金が下がる傾向が続いており「日本で転職をしても賃金が増えない」というのが定説でしたが、2017年10-12月期では賃金が一割以上増加した人の数が前年同期比3%上昇の30.4%と調査以来、初の三割を超し過去最高を記録しました。
今後、転職という言葉の意味がジョブホッパーではなく本来あるべきキャリアアップのための転職という意になる事になります。弊社としては、やっと時代が転職業界に追いついてきたと感じております。これを境に、海外留学経験者の市場価値も認識され、留学によって得た経験を全て還元できる環境が整います。
■転職求人倍率も過去最高
前年同期比より全職種が上昇しており、前年同期比と比べても1.92倍になり、2008年10月以来の過去最高を記録。中でも一番上昇率が高いのが女性の多い事務系専門職になり、前年同期比の5.2%上昇の28.9%が転職後の賃金が増えております。背景にあるのは、全体的な人材不足により需要が増えているからです。
転職前と比べ賃金が増加した人の割合は2013年度以降リーマンショック前の水準を超えてきましたが、ここにきてもう一段、上の水準にきております。時代はまさにパラダイムシフトに入ってきております。この状況を一般の求職者の皆さんだけではなく、海外留学経験者の皆さんも含め市場を盛り上げる絶好の好機です。
■職種ごとの賃金増加理由
前年同期比の上昇率が高いIT系に関しては、リーマンショック後の回復によりIT業界への転職が多かったが2013年頃からIT業界に加えてメーカーやコンサルティング業界からも引き合いが強くなっております。その結果、新たにIT人材を求めるようになった業界では、給与水準が高い企業もあり、転職後の賃金上昇につながっております。
同様に前年同期比で上昇率が高かったのは、人事、経理・財務、総務・広報などの事務系専門職で男女共に転職後の賃金は増えておりますが、その中でも女性の賃金が増えており、割合も増えております。以前は転職後の賃金増加は男性のものであるという概念がありましたがこの事からも分かるように今や転職市場は女性にとってもキャリアアップが可能となっております。さらに、海外留学後の語学力に関しては、英語話者の女性と同年代の女性とでは平均年収が約3倍の開きがあります。
転職業界はもとより女性の市場における存在価値も今まで以上に必要となってきております。年齢とともに、年収は減少傾向になりがちですが、女性に関しては語学力を磨けば磨くほど将来にキャリアに役立ちます。
■今後の課題
転職後の賃金増加に関して、年齢別にみると様相が少し異なります。20-30代は増加傾向にありますが、40代以上になると転職後の賃金が減少傾向になります。年齢と共に減少するケースはありうる事ですが、海外留学経験があれば転職後も異なった待遇を用意できる可能性が十二分にあります。
TIP TOP JOBは現在の転職市場が転換期と捉えており、さらに留学で得た皆さんの経験をプラスする事により海外留学経験者の皆さんと国内企業の成長に繋がると考えております。
TIP TOP JOBは《語学力》だけでなく、《語学力×留学経験》という価値を求めている企業と求職者の間に入って留学後の人生をサポートしていきます。