《ヒューマンスキルを考える》
Tip Top Jobの黒田です。昨今、企業面接においてヒューマンスキルをしっかり見定める傾向があります。「ヒューマンスキル」とは日本語で「対人関係能力」とも呼ばれ人間関係を良好にするために必要なスキルであります。留学経験者だけに問わずビジネスパーソンなら誰しも必要な能力となり今後、マネージメントをする際においても重要な能力となってまいりますので習得すべき能力となります。
ヒューマンスキルの他に下記のスキルも重要視されております。
*テクニカルスキル
「業務遂行能力」とも言われ、業務を遂行するために必要な専門的知識や技能のことを指します。マネージメント層のみならず、現場の社員においても必要なスキルであります。
*コンセプチュアルスキル
「概念化能力」とも言われ、組織や事業を俯瞰し総合的に事業内容を把握し本質見抜く能力になります。このような考えを持つことができると今後の動向の予測や戦略の立案や現在起こっている課題に対しての解決案を導き出すことができます。留学経験者はこのようなスキルに特化しております。
■ヒューマンスキルが着目されている理由とは
昨今、ビジネスシーンにおいては回復基調にある経済状況や変化する雇用形態により業務においてスピーディーで的確な対応が求められます。現場の意見をより円滑に引き出し、生産性のある業務を行うにはこのような人材の確保が急務となっております。企業様においても事業拡大や収益向上ために注力すべきは人材と考えており、人材により可能性が拡大することは周知の事実です。今後の就労においてもダイバーシティ(人材の多様)も叫ばれている昨今、価値観や文化観など混在し留学経験者の文化理解力も必要なスキルの一つであります。
■ヒューマンスキルの概要
ヒューマンスキルには様々な側面を持ち一括りにすることは難しいスキルであります。下記が細分化したスキルになります。
《コミュニケーション力》
昨今、ビジネスシーンにおいてはメールでのやり取りが主となっており商談や同僚との対面の場においてもメールでは伝えることのできない部分を他者に伝えることが重要になってきます。
《コーチング力》
マネジメント層に必要なスキルになります。指示をする際にもしっかりと動機付けをし、目標に向かわせモチベーションの向上を図るに必要になってきます。部下が本来持っているポテンシャルを引き出し目標とすり合わせしっかりとしたロジックを作ることが重要です。
《ファシリテーション力》
会議やプロジェクトにおいてスムーズな推進を行うための舵取りを行えるスキルになります。会議中においても中立な立場に立ち互いの意見を取り持ちまとめ最終的に合意形成を行います。その結果、組織の活性化や問題解決にも繋がります。
《プレゼンテーション力》
社員に対してもクライアントに関しても、プロジェクトの真意を理解し、明瞭簡潔なロジックを立て、他者に対し理解してもらう際に必要なスキルになります。
《交渉力》
商談を進める上で重要なスキルになります。顧客からの無理な対応や、トラブルなど発生した際は妥協点をみつけたり、時には柔軟に要望に対し拒否しこちらの要望を通すなど柔軟性や対応力も兼ね備える必要があります。
《向上心》
現状に満足せず、常によりよい事象を目指すことです。企業の繁栄や事業拡大に対しても核となる重要な資質となってきます。
■ヒューマンスキルを習得するには
ヒューマンスキルは個人の性格や気質におおいに関係しており、そのため個人の意識だけでは習得することは難しいです。抜本的な意識改革や価値観を変えるためには生活状況の変化と深く関係してきます。そのような背景を考えますと「留学」というものはとても個人の意識改革において重要な役割を担っており、《語学力》の習得というものは本来、付随するスキルであり特筆すべきスキルはこのヒューマンスキルだと考えております。
語学力ももちろん大切ですが、留学経験者の皆様にはそれ以上に今後の国内市場の変換期において重要なキーパーソンであります。これから日本は維新の時代がやってきます。皆様のお力が必要だと弊社は考えております。
TIP TOP JOBは《語学力》だけでなく、《語学力×留学経験》という価値を求めている企業と求職者の間に入って留学後の人生をサポートしていきます。