《バイト経験を生かす》
Tip Top Jobの黒田です。新卒、既卒の方々に関わらず過去の職務経歴を明示することは採用の基準として大切な指針の一つであります。学歴によって採用不採用を決める時代は終わり、昨今では個々のスキルを評価する時代に突入しております。過去の職務経歴を書く上で株式会社〇〇に勤務していたことも、とても重要な情報の一つであります。しかし、重要なことはどこの企業に勤めたかではなく、就労によってどのようなスキルや経験を習得することができたかということになります。そのような観点から考えると学生時代のバイト経験もアピールポイントの一つとして発信すべき事象となります。
■企業が求めていることを考える
企業が求めていることは数あり、業種や職種によってターゲットとなる人材は異なります。しかし、どの企業においても必要なスキルとは一体何でしょうか? 私が考える必要なスキルは「忍耐力」や「継続性」だと考えます。仮に柔軟な発想力や語学力、留学経験から得た俯瞰力があったとしても、困難を乗り越える「忍耐力」や単調な業務のなかにも自ら考え行動する「継続性」両者のスキルが絶対的に必要になります。しかし、このようなスキルの基盤を作るのは社会経験というより留学中や学生時代に養われます。一見、無駄のような時間でもとても意味のある濃密な時間であるものです。このような時間を留学中や国内での就学中に経験することが大切になってきます。
■日本の教育に蔓延る悪しき慣習
スポーツで全国レベルの成績を残した実績、生徒会での積極的な活動、無遅刻無欠席など多々あります。もちろん、このような実績を残した皆様に関しては賞賛に値します。しかし、企業が求める人材やスキル=このような過去の経歴ではありません。しかし、昨今においても日本の教育現場ではまだまだこのような人材が今後の国内産業において必要人材と考えられておりますが、時代を進んでおり、重要なことは教育システムの中で得た経験よりも対外的に得たスキルや経験ではないでしょうか。
■個人経営の居酒屋でバイトをするメリット
皆様、個人経営の居酒屋を利用されたことはございますか? ここでいうところの居酒屋とは、大手チェーン店ではございません。あくまで、特筆すべきは個人での経営になります。私自身の少しお酒は嗜む程度なので分かるのですが、チェーン展開をしている居酒屋であると、オペレーションがしっかりとされておりマニュアルの中でしか、知識や経験をつけることができませんし、利用する客層に関しても一般的なサービスしか望んでおりません。一方、個人経営のお店になりますと客層に関しても様々です。大企業のお客様から大学生のお客様まで多種多様であり、お店に求めるニーズにおいても多様性がありマニュアル的な接客ではお客様を満足させることができません。良くも悪くもお酒の場に関しては、人間の本性が出てきます。クレーム対応のスキルも磨かれ緊急時の素早い対応力も養われ人間関係構築に必要な主体性や発信力もついてきます。さりとて、多様な人間が来店することにより失敗も数多く存在し、そこからトライ&エラーを繰り返し「失敗を恐れない」という素晴らしい精神も養うことができます。これは、ある種、留学と通づるものがあるのではないでしょうか。
上記のような経験は言ってしまえば、留学と少し重なる部分もあり文化理解力や語学力が加えると同じ経験を積むことができます。ご自身の経験は捉え方によってはとても素晴らしい職務経験として反映されます。弊社といたしましても、通常の人材紹介会社がフォーカスしない求職者様の強みをしっかり見極め企業にお伝えすることをお約束いたします。
TIP TOP JOBは《語学力》だけでなく、《語学力×留学経験》という価値を求めている企業と求職者の間に入って留学後の人生をサポートしていきます。