《留学経験を活かして働く インタビュー 大学職員》
今回は、大学職員として国内総合大学で働く方にお話をお伺いしました。近年、留学生の増加から、大学職員にもこれまで以上に《英語力》が求められるようになりました。そんな大学職員の魅力についてご紹介します。
■学生の夢を支える大学で働く
――大学職員の業務と魅力についてお話しいただけますか?
私は、総合大学の国際学部の窓口で大学職員として3年働いています。国際学部のため、日本人学生はもちろん、海外からの交換留学生の応対、ネイティブ教員の応対や、海外提携大学からの電話の取次ぎなどをしています。その他の業務は一般の事務と窓口です。海外の方と英語を用いてコミュニケーションすることが、大学職員の魅力です。
また、窓口以外のキャリア職員もおり、大学運営のサポートとして高度な仕事をしています。交換留学の海外提携大学に出向いて、交渉、契約、双方の大学の制度の整備などのために海外出張をするなどグローバルな活躍をしています。
――運営サポートのキャリアと、一般の窓口とに分かれるんですね。国際学部とは、まさにグローバルな響きですが、英語を使う難しさはありますか?
はい。コミュニケーションの内容自体は、窓口業務なので、日常会話のような感じで留学生とお話しします。難しいのは、大学の専門用語というか、授業の登録についての用語を英語で言うことです。例えば、教室の案内などは、「キャリアセンター」や「インターナショナルオフィス」など、普段から英語で呼称しているので難しくありません。しかし、履修登録や学費の減免制度などの用語を英語で言う機会はこの仕事に就くまでなかったので、初めはマニュアルを暗記して臨みました。
■留学生の気持ちに寄り添う仕事
――大学職員ならではの用語ですね。業務全体を通して、やりがいを感じますか?
私自身が留学経験者なので、留学生に共感することが強みです。困ったことをすぐに理解できた時にとても喜ばれます。そういう時に、《留学経験》と《語学力》の両方を活かすことができたと感じられるやりがいのある仕事です。
■留学生の留学生活の質を高める仕事
――大学職員は、《語学力》×《留学経験》を活かした私たちの身近にある有意義な仕事ですね。
はい。特に留学生は将来の活躍がとても楽しみな、希望に満ちた存在なので、学生生活がよりよいものになるようにお手伝いできることは大変有意義です。学生生活の質が留学生活全体の質を左右するので、元留学生としてサポートしていきたいです。
――最後に、求職中の留学経験者にアドバイスをお願いします。
大学職員は、政府主導の大学のグローバル化政策により、今後ますます開かれていきます。窓口ではそれを日々実感しています。《英語力》がない場合は一般の事務員ですが、留学経験者は+αとしての実力を活かして、どなたでも働くことができます。留学生の応対、電話応対、その他、緊急時の避難指示などを英語で行なうので、責任と存在意義を感じられる仕事です。英語のコミュニケーションを楽しむことができるので、留学経験者に適した仕事だと思います。
TIP TOP JOBは《語学力》だけでなく、《語学力×留学経験》という価値を求めている企業と求職者の間に入って留学後の人生をサポートしていきます。