《留学経験を活かして働く インタビュー ヘルプデスク》
今回は、外資系企業で社内ヘルプデスクとして働く方にお話をお伺いしました。ITの様々なエラー、問い合わせに対応するヘルプデスクについてご紹介します。
■IT基礎知識と《英語力》を活かして働く
――ヘルプデスクの業務と魅力についてお話しいただけますか?
私は、外資系企業で社内ヘルプデスクとして就労しています。ITに関心があったので、《語学力》と知識を活かしてこの職業を選択しました。主に、トラブルや問い合わせの応対をする仕事です。社内SEのシステム保守管理のサポートと考えて頂くといいと思います。その他には、オンラインの申請や手続に関する問い合わせや、PC、OSやアプリケーションのエラーなどの対応をしています。外資系ですから、社内ヘルプだけでも英語を使う機会が多いことが魅力です。
■英語で共にトラブルを乗り越える
――社内ヘルプデスクの場合には、専門知識はどの程度必要ですか?
私の場合は、PCに興味があって、私生活でも、設定からハードディスクやメモリの増設、ソフトのエラーを直すなど、何でもしています。同僚には基本情報技術者の資格を持っている人もいます。トラブル対応が多いので、その場で何が起きているのかを理解して対処することを求められますし、PCのエラーは想定外のものがあります。与えられた書類を作成する、入力作業ができるくらいの事務職程度のPC知識では難しいですが、SEではないので、自立してPCを扱えるくらいの知識があればいいと思います。
――難しい仕事ですね。それを英語で対応する、やりがいを感じますか?
そうですね、納得いかないエラーが起きるのがPCやシステムなので、社内の人間であっても相手が理解できるように説明するコミュニケーション能力が求められます。ヒアリングの難しさを感じますが、その分やりがいを感じます。持ち込みや、部署に呼び出されてPCのエラーやOSの管理をしますが、様々な部署の人と後日社内ですれ違うと、日本人、外国人問わず、ありがとうと声を掛けられます。そういう時に、もっと頑張ろうと思います。私は社内ヘルプですが、企業によっては国内外の顧客の応対をするヘルプデスクなど、様々あります。すべてに共通するのは、必要とされることだと思います
――社外の対応をするスタイルもあるとなると、コールセンターをイメージしますが、コールセンターとの違いは何ですか?
マニュアルに即した対応をするのがコールセンターですが、ヘルプデスクはもう一歩進んで、トラブルに対して、マニュアル外のことも知識や経験を用いて応対します。企業によってはコールセンター的な業務内容のこともあり、難易度はまちまちです。
■必要とされる職業
――最後に、求職中の留学経験者にアドバイスをお願いします。
私の場合は外資系企業の社内ヘルプデスクをしていますが、コールセンター的な要素が強い企業、国内外の顧客に対するヘルプ、その他、様々なスタイルがあります。ITは思わぬエラーがでるので、高度であることには変わりありませんが、求められる能力の程度は様々なので、ご自身の知識や経験に見合った求人を探してみてください。
必要とされたり、ありがとうと言われたりする役割なので、コンピュータに向き合いながらも、相手が人であるということを日々感じられる素晴らしい仕事です。英語のコミュニケーションに対する興味がさらに深まりますので、留学経験者におすすめの職業です。
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