《留学経験を活かして働く仕事 空港スタッフ》
■空港スタッフとして働く
《語学力》と《留学経験》を活かした就労というと、まず、空港スタッフを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。旅客サービス業務をメインに、その他、ステーションオペレーション業務についてご紹介します。
■業務内容
空港スタッフは、主に、搭乗に関わる接客をメインにした旅客サービス業務と、飛行機の適切な運航に関わるステーションオペレーション業務とに分かれます。
<旅客サービス業務>
旅客サービス業務は、空港から飛行機登場までと、飛行機を降りてからの空港におけるサービスの全般を担います。
<旅客サービス業務の主な内容>
カウンター業務 |
登場手続、発券、手荷物預かり |
トラフィック業務 |
搭乗口から機内への案内、乗り継ぎ案内 |
デスク業務 |
出発・到着便情報、顧客情報の収集管理 |
ラウンジ業務 |
ラウンジでの案内・接客 |
手荷物サービス業務 |
手荷物預かり |
その他 |
手荷物の損壊、紛失、遺失物のトラブル応対など |
業務内容は、主に、搭乗手続き、発券、手荷物の預かりなどをするカウンター業務、機内への案内・乗換案内をするトラフィック業務、出発・到着便の情報や顧客情報の収集から管理をするデスク業務、ラウンジでの案内・接客をするラウンジ業務、手荷物を預かる手荷物サービス業務からなります。
<その他、ステーションオペレーション業務>
旅客サービス業務だけてはなく、空港スタッフでは、ステーションオペレーション業務としても活躍できます。飛行機の到着から出発までの状況を各所から収集して、関連部署に連絡することを業務としています。また、手荷物・貨物などの調整、配置、連絡など、飛行機の適切な運行をサポートする仕事です。
<キャリア ~ 女性が活躍する職場 ~>
空港スタッフは、女性の活躍する職場としても大変注目を集めています。一般的に、女性の役員・管理職の占める割合は、2割にも満たないとの報告があります。その一方で、空港スタッフにおいては、女性の活躍が目覚ましく、役員・管理職の8割から9割を占めています。
<《英語力》とその他の《語学力》>
空港スタッフで求められる《語学力》は、《英語力》のみではありません。一般的にTOEIC550点程度から採用がありますが、それに加えて、近年では、中国語、韓国語の堪能な人材の需要が高まっています。英語以外の《語学力》が活かせる職業としても注目が集まっています。
<勤務時間帯>
勤務は通常と同じく、1週間の就労時間は35~40時間程度ですが、早朝から深夜まで運行する飛行機にかかわるため、一般の会社員とは違い勤務時間が固定されていません。変形労働時間制というスタイルをとり、早朝、深夜、休日に働くこともあります。
<活かさせる留学経験者の能力の例>
コミュニケーション能力、課題(問題)発見・解決能力、柔軟性、積極性、異文化理解など。
英語力 |
TOEIC 550点~ |
専門性 |
専門学校・短大卒以上 |
《英語力》だけでなく、中国語、韓国語、その他の《語学力》を活かすことができる数少ない職業です。空港スタッフは、留学経験者のさらなる活躍のステージとして注目されています。
TIP TOP JOBは《語学力》だけでなく、《語学力×留学経験》という価値を求めている企業と求職者の間に入って留学後の人生をサポートしていきます。
《留学経験を活かして働く インタビュー ヘルプデスク》
今回は、外資系企業で社内ヘルプデスクとして働く方にお話をお伺いしました。ITの様々なエラー、問い合わせに対応するヘルプデスクについてご紹介します。
■IT基礎知識と《英語力》を活かして働く
――ヘルプデスクの業務と魅力についてお話しいただけますか?
私は、外資系企業で社内ヘルプデスクとして就労しています。ITに関心があったので、《語学力》と知識を活かしてこの職業を選択しました。主に、トラブルや問い合わせの応対をする仕事です。社内SEのシステム保守管理のサポートと考えて頂くといいと思います。その他には、オンラインの申請や手続に関する問い合わせや、PC、OSやアプリケーションのエラーなどの対応をしています。外資系ですから、社内ヘルプだけでも英語を使う機会が多いことが魅力です。
■英語で共にトラブルを乗り越える
――社内ヘルプデスクの場合には、専門知識はどの程度必要ですか?
私の場合は、PCに興味があって、私生活でも、設定からハードディスクやメモリの増設、ソフトのエラーを直すなど、何でもしています。同僚には基本情報技術者の資格を持っている人もいます。トラブル対応が多いので、その場で何が起きているのかを理解して対処することを求められますし、PCのエラーは想定外のものがあります。与えられた書類を作成する、入力作業ができるくらいの事務職程度のPC知識では難しいですが、SEではないので、自立してPCを扱えるくらいの知識があればいいと思います。
――難しい仕事ですね。それを英語で対応する、やりがいを感じますか?
そうですね、納得いかないエラーが起きるのがPCやシステムなので、社内の人間であっても相手が理解できるように説明するコミュニケーション能力が求められます。ヒアリングの難しさを感じますが、その分やりがいを感じます。持ち込みや、部署に呼び出されてPCのエラーやOSの管理をしますが、様々な部署の人と後日社内ですれ違うと、日本人、外国人問わず、ありがとうと声を掛けられます。そういう時に、もっと頑張ろうと思います。私は社内ヘルプですが、企業によっては国内外の顧客の応対をするヘルプデスクなど、様々あります。すべてに共通するのは、必要とされることだと思います
――社外の対応をするスタイルもあるとなると、コールセンターをイメージしますが、コールセンターとの違いは何ですか?
マニュアルに即した対応をするのがコールセンターですが、ヘルプデスクはもう一歩進んで、トラブルに対して、マニュアル外のことも知識や経験を用いて応対します。企業によってはコールセンター的な業務内容のこともあり、難易度はまちまちです。
■必要とされる職業
――最後に、求職中の留学経験者にアドバイスをお願いします。
私の場合は外資系企業の社内ヘルプデスクをしていますが、コールセンター的な要素が強い企業、国内外の顧客に対するヘルプ、その他、様々なスタイルがあります。ITは思わぬエラーがでるので、高度であることには変わりありませんが、求められる能力の程度は様々なので、ご自身の知識や経験に見合った求人を探してみてください。
必要とされたり、ありがとうと言われたりする役割なので、コンピュータに向き合いながらも、相手が人であるということを日々感じられる素晴らしい仕事です。英語のコミュニケーションに対する興味がさらに深まりますので、留学経験者におすすめの職業です。
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<履歴書、ESエントリーシートについて>
転職・就活では、履歴書、ESエントリーシートの完成度により、転職・就活の結果に違いが出ます。これらの記述で問われるのは、経歴や記述力だけではありません。今回は、履歴書やESが示す個人の能力について考察していきます。
■記述から見えてくる人材の能力
ES、履歴書で、一体何がわかるのか? という声が聞かれる一方で、これらの記述から見えてくる人材の能力は、決して軽視できるものではありません。また、就労に際しては、書類を作成する能力が備わっていなくては有能な人材とは言えません。社内だけでなく、顧客や取引先などとの社会的なやりとり、また、留学経験者の場合は、海外の企業とのグローバルなコミュニケーションを円滑に進めることが成果につながります。記述から見えてくる人材の能力について改めて考えることも大切なことなのです。
■履歴書は過去、ESは未来
履歴書は過去を現すものである一方で、ESは未来に向けたものになっています。ESは、採用後にどのような活躍を期待されているのか、また、それに対して自分自身はどのように応えることができるのかについて、改めて考えるための設問がなされているのです。
<自分自身の経歴に対する評価>
履歴書、ESは、学歴、職歴や資格の有無、そして、志望動機や設問への回答を書くことだけだと考えると、特に際立ったことがないと感じるかも知れません。しかし、履歴書、ESには、①何を選択し、②どのような経験をして、③何を学んだのか、その結果④どのような能力を得たのか、という人材の基本的な部分が示されることがポイントです。
記述内容からわかること |
履歴書 |
ES |
①何を選択したか |
学校の選択 |
設問に即した事柄の選択 |
②どのような経験をして |
留学・卒業・休学・退学など |
具体的な内容と考察 |
③何を学んだのか |
専攻科目・内容 |
学んだこと・考えたこと |
④どのような能力を得たのか |
専門分野・資格の有無 |
過程から導き出される能力 |
自分自身の経歴に対する評価が適切になされているか、また、学んだことを専門的なレベルまで理解を高めたか否かを判断するために用いられます。自分自身の経歴に対する評価・自己肯定力は、学んできた事柄について可視化することで強化されます。しかし、自己肯定力が低い、あるいは、自らの経歴にしっかり向き合わなければ、記述漏れが起きないとも限りません。また、学んだことを専門的なレベルまで理解を高めたか否かを判断するために、資格の有無や留学経験などの記述が必要になるのです。
<ESの記述からわかる能力>
・設問に対する文脈理解、その他理解力 ・論理的な思考 ・冷静な判断力 ・課題(問題)発見・解決能力
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ESは、文章力などの記述の能力を問われるだけでなく、設問に対する文脈理解、その他の理解力、論理的な思考、冷静な判断力、課題(問題)発見・解決能力など、多くの能力の程度や有無を判断するために用いられます。企業は、それぞれに求める人材、能力や、今後の展望や課題を持っています。それらを適切に判断するためにエントリーシートが作られているのです。
このように、履歴書、ESを意識的に捉えることで、記述の重要性が理解できるでしょう。社会で活躍する人材として、必要な能力が備わっていることを主張する重要な役割を果たします。これらのことを踏まえて、より充実した内容にできるよう、改めて考えてみてください。
TIP TOP JOBは《語学力》だけでなく、《語学力×留学経験》という価値を求めている企業と求職者の間に入って留学後の人生をサポートしていきます。
<留学経験を活かして働く ~保育・プリスクール/プリスクールアシスタント~>
■英語保育プリスクールで働く
幼稚園就学前の幼児を対象としたインターナショナルプリスクールでは、保育士の資格とともに、《語学力》×《留学経験》を活かした就労の場として注目されています。プリスクール講師、あるいは、プリスクールアシスタントの仕事についてご紹介します。
■概要
インターナショナルプリスクールでは、幼稚園就学前の1歳から5歳程度の幼児を対象に、英語を公用語として用いた幼児教育をしています。一般的な幼児教育の基準よりも多く大人を配置し、少人数制で細やかな指導をしています。また、英語教室のみに通園する幼児や、小学生の英語教室を開催しているスクールもあり、英語教育と保育を両立した質の高い教育環境を提供しています。
■業務内容
プリスクール講師、アシスタントとして、ネイティブ講師と共に、カリキュラムに基づいた幼児教育の指導をします。また、ネイティブ講師が幼児教育の指導資格を持つ場合は、非ネイティブの人員はアシスタントとして採用します。
就業スタイルは、メインの指導者であるプリスクール講師と、プリスクールアシスタントに分かれます。主に、どちらも保育士の資格が求められます。また、具体的な業務内容は、英検、フォニックス*の指導、プリスクール運営の事務、保護者との良好な関係など、プリスクール運営に関わる全般となっています。
フォニックス*とは…アルファベットの文字と発音を理解するためのルールを指導する考え方です。
<資格>
講師、アシスタント問わず、保育士の資格が必要です。また、短大卒以上の学歴が求められます。
※スクールにより、アシスタントには、保育士の資格がなくても就労することが可能です。
<コミュニケーション能力>
ネイティブ講師、他の講師、幼児との会話はすべて英語です。それぞれの理解や立場に合わせたコミュニケーションが求められます。
<カリキュラム>
スクールにより、様々なカリキュラムを用いた高度な幼児教育を指導します。100%英語を用いてグローバルな感覚を育みます。
◎イベント
イースター、サマープログラム、ハロウインなど、多くのイベントを指導します。
◎通常レッスン
アート&クラフト、演劇、料理、また、遠足など、様々な科目や体験を通して幼児の成長を見守ります。
<学習目標の例>
1歳児 |
親と離れる、自宅以外で過ごす |
3歳児 |
文字(アルファベット)に対する興味・関心 |
5歳児 |
ライティング、フォニックス |
■活かさせる留学経験者の能力の例
コミュニケーション能力(リスニング・スピーキング)、柔軟性、判断力、積極性など。
※留学経験とは関係ありませんが、子供が好き、教育に対する関心があること、などが求められます。
英語力 |
・アシスタント600点~ ・講師850点~ |
専門性 |
保育士(アシスタントは不問) |
TIP TOP JOBは《語学力》だけでなく、《語学力×留学経験》という価値を求めている企業と求職者の間に入って留学後の人生をサポートしていきます。
<転職・就職活動 基本を大切にする>
留学経験をお持ちの転職・就活中のみなさんは、多くの求職者の中で輝く存在として自己PRや志望動機を考えて試験・面接に臨まれることでしょう。試験・面接に臨む際に、改めて基本的な事柄を振り返り、より好印象な社会人としての振る舞いを大切にしてください。
■信頼できる人材
転職・就活において注目されるポイントは、有能な人材であるか否か、だけではありません。企業は、採用した人材が確実に活躍できる素材であるかどうかを見極めます。また、人材教育をしたり、すぐに需要があるとは限らない新たな人材をリソースとして抱えたりすることは、人材に対する投資です。そして、社員は様々な権限を与えられ、会社の名前を背負って就業します。そのため、最も重要なことは信頼の置ける人材であることなのです。
■基礎的な能力を高める
いくら有能でも、マナー、言葉遣い、話し方や身なりなどが乱れていたら、信頼の置ける社会人とはみなされません。転職・就活では、基本を大切にすることで、みなさん1人1人の魅力がより伝わり易くなるのです。マナー、言葉遣い、話し方や身なりなどを整えることは、就労以前に人として大切な基礎的な能力の1つなのです。
<履歴書など>
文字を書く時は、読み手にわかり易く丁寧に書くことが大切です。また、誤字は修正せず新しい用紙に書き直します。自己PRにカラーペンでデコレーションするなど、余計なことを書くのはマナー違反です。自由書式では表などを挿入することは可能ですが、あくまで、適切な文章を丁寧に書き、自分自身を表現します。
<服装>
転職・就活にふさわしい服装を選びます。スーツ、革靴・パンプス、清潔感のあるヘアスタイルを心がけましょう。女性のメイクは、華美なものは厳禁です。ヘアスタイルなどと同じように、社会人のマナーの範囲でナチュラルメイクを施しましょう。試験・面接だけでなく、社会人としての服装、身だしなみは、ファッションではなく、マナーであることを念頭に置きます。
<言葉遣い>
自分自身を一人称で呼称する場合は、男女問わず「私(わたくし)」を用います。また、謙譲語、尊敬語、丁寧語など、適切な敬語を使用します。敬語の使用は正確であることが最も大切ですが、「〇〇させて頂く」などのように、正確ではなくても慣用される中で、好まれる表現もあります。ただし、正確な言語を理解した上で、使用する必要があることに注意しましょう。
<話し方>
大きすぎる声や、語尾を正確に話さないなど、社会人の話し方として不適切なことは避けましょう。その場に応じた声の大きさは、相手に安心感とマナーの良い印象を与えます。反対に、大きな声は、不快感や粗雑な印象を与えるので控えましょう。
■有能な人材としての一歩
特別なことはありませんが、日頃の生活の中から1つ1つ意識していくことで、社会人として適した振る舞いが身に付きます。有能な人材としての一歩は、まず、自分自身を適切に保つ冷静さとマナーの良さが大切なのです。
TIP TOP JOBは《語学力》だけでなく、《語学力×留学経験》という価値を求めている企業と求職者の間に入って留学後の人生をサポートしていきます。
<グローバル社会を知る ~②経営のグローバル化とは~>
製造業の海外進出が進み、国内ではアジアで生産された製品が多く流通しています。その流れは、大手企業だけでなく中小企業にいたるまで一般的なスタイルとして定着しました。アジアASEAN諸国の経済発展が見込まれる現在においては、進出企業は増加の一途をたどります。そして、次の段階として注目されるのは、国内企業の経営のグローバル化です。
■経営のグローバル化とは
これまでは、生産のための海外工場(企業の下部組織)であったものが、アジアでの地域に根差した経営を求められるようになりました。それは、アジアの市場の成長にためにニーズが生じた地域での経営の必要性と、国内の少子高齢化による日系企業の淘汰を勝ち抜くための戦略的な展開の必要性からなるものです。日系企業の質の高いイノベーションを、国内のみの消費ではなく、グローバルな市場に載せることで、縮小していく可能性の高い日本経済の成長を維持していく目的を内包したものです。
■経営のグローバル化のパターン
経営のグローバル化は、ロジックにより、幾つかに分類されます。
<経営のグローバル化のパターン>
展開するスタイル |
①事業拡大 |
②現地への権限移譲 |
|
経営を担う人材 |
③グローバル人材の充足 |
展開するスタイルに着目すると、①事業拡大によるもの、②地域での経営の権限委譲によるものからなります。また、経営を担う人材に着目すると、③グローバル人材を充足させるという①、②を計画し遂行するための最重要課題が浮き彫りになるのです。そして、この③グローバル人材を充足させるという課題が、留学経験者にとって大きなチャンスとなるのです。
■留学経験者の活躍の場は経営を支える人材にある
このように経営のグローバル化にフォーカスすると、事業拡大、地域への権限委譲の前に、まず、それらを現地で統括し、牽引していくグローバル人材の充足が急務であることが見えてきます。そして、このような活躍が求められるグローバル人材の要件として、国内で習得した《語学力》のみでは不十分であることを忘れてはなりません。また、多くの企業では、現地で活躍する人員の補充が僅か3割に満たないのが現状なのです。
■市場のアジアシフトが留学経験者の活躍のチャンス
海外での経営を支える人材は、事業拡大と権限委譲という、企業の存続にかかわる非常にシリアスな課題を担う存在です。言語のみの違いなら、《語学力》で対応できますが、民族・文化・習慣、そして、法律(商習慣)や考え方に至る本質的な差異に対応する能力が求められるのです。そのため、異文化・多様性の理解と、それを支えるプロセスや経験がなくてはなりません。今後、日系企業が推し進める経営のグローバル化という大きな課題に取り組むために求められるのは、留学経験者であるみなさんが持つ《語学力》×《留学経験》に他ならないのです。グローバル人材となる留学経験者の活躍のステージが、すでにアジアの市場では拡大を見せています。
TIP TOP JOBは《語学力》だけでなく、《語学力×留学経験》という価値を求めている企業と求職者の間に入って留学後の人生をサポートしていきます。
《留学経験を活かして働く仕事 グローバル人材マネジメント》
■グローバル人事のスペシャリストとして働く
グローバル社会を牽引するグローバル人材の育成とリソースの保持のためには、人事のスペシャリストによるマネジメントが必要です。グローバル展開を希望する企業の増加に伴い、人事における問題をマネジメントする人事コンサルタントであるグローバル人材マネジメントの重要性が高まっています。
また、この分野は経営やグローバル経営に関する専門性が求められるため、経営の学士だけでなく、MBA履修者の活躍のステージとしても大変注目されています。
■業務内容
企業のグローバル化に必要なグローバル人材の人事マネジメントを業務としています。具体的な内容は、クライアントの組織内のグローバル展開における課題を発見し、組織と人事の施策立案・導入、組織の再編をサポートします。企業のグローバルな活躍に向けた能力向上、効率化、合理化を最重要課題としています。また、海外企業とのM&Aのサポートまでを業務とすることもあります。
<グローバル人事ワークフォースプランニングの例>
①組織・人材の現状の分析から課題の発見 ↓ ②課題解決に向けた戦略立案・導入 ↓ ③人事の制度設計・導入 ・グローバル人材・リーダー教育の拡充 ・役員報酬の制度設計など
|
<活躍のフィールド>
国内勤務+海外出張 |
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外資系企業 |
ボーダーレス |
海外赴任 |
ASEAN諸国 |
グローバルなフィールドで活躍する人事マネジメント業務ですが、就業する企業やスタイルにより、以下のようなパターンがあります。
日系企業では、国内勤務を基本とし、海外出張を含むグローバルな活躍が見込まれます。
- 外資系企業
外資系企業では、本格的なグローバル経営が進んでいるため、企業の体質そのものがボーダーレスです。そのため、クロスボーダー案件なども多く扱います。
- 海外赴任
日系・外資系問わず、海外赴任の人員を募集する企業では、近年、注目が集まるアジアASEAN諸国で活躍する人材の拡充を進めています。ASEANは次世代の市場として急成長しており、主に、中国、タイ、シンガポール、マレーシアなどでは日本人の活躍が期待されています。
<クライアント>
・(業種・業界不問)あらゆる企業
・公共団体
■求められる能力
グローバル人材マネジメントは、経営コンサルタント以上の専門性が問われる分野です。就労する企業は、主にコンサルティング会社ですが、留学経験者の持つ能力の高度さ、専門性を発揮するための最適なステージとなっています。
<学歴>
・大卒以上
・MBA履修者は優遇
<知識>
・経営コンサルタント以上の組織・人事への知識と理解
・論理的思考、対人理解、コミュニケーション能力、異文化・多様性の理解など
<語学力>
・日常会話(日系企業)
・ビジネス英語(外資系、海外赴任)
■活かさせる留学経験者の能力の例
コミュニケーション能力、課題(問題)発見・解決能力、異文化・多様性の理解、柔軟性、判断力、実行力など。
英語力 |
〇日常会話 ◎ビジネス英語 |
専門性 |
〇大卒 ◎MBA |
TIP TOP JOBは《語学力》だけでなく、《語学力×留学経験》という価値を求めている企業と求職者の間に入って留学後の人生をサポートしていきます。