《TOEICとは》
Tip Top Job東京の黒田です。留学後、国内企業に就職する際に必要な英語力の指針として最も知名度がある英語技能試験がTOEICとになります。海外ではTOEICのスコアはあまり意味を持ちませんが、国内就職においては必須になります。今回はこのTOEICについてお話をさせて頂きます。
■試験の概要
試験内容の詳細と致しましては、リスニング100問、リーディング100問の
計200問から構成されており、マークシート選択式の設問なります。990満点の試験時間は2時間となっております。主にビジネスシーンで使われる単語や英文法が出題されます。しかし、現場で必要になる英語力は4技能が必要になりますので、TOEICとは別にTOEIC Speaking & Writing Tests(以後、TOEIC W/S)も受けることを推奨します。試験内容としましては、Sが20分間、Wが60分間となります。TOEIC S/Wに関しましても、ビジネスシーンで使う内容が主となりSに関しては、円滑なコミュニケーション能力を複数人で評価されます。就労において必要なTOEIC S/Wのスコアは下記の通りです。
TOEIC Speaking |
130 |
Writing |
140 |
TOEICスコアに関しては、職種によって異なりますが基本的には就労で必要なスコアは700点以上と言われております。600点以下の場合は履歴書など記載されない方が良いです。下記がTOEICスコアの目安となります。
600点以上 |
ゆっくり話せば理解できる、日常会話レベル |
700点以上 |
簡単な仕事上のやり取りは可能なレベル |
800点以上 |
高度で専門的な業務においてのやり取り可能なレベル |
900点以上 |
専門的な洋書などを理解でき、業務においても議論をすることができるレベル |
試験は全国80都市で年に10回実施されており、締め切りが早く試験日の一ヶ月前に締め切られるので早めの申し込みが必要です。
■国内就職における必要度
TOEICスコアは就職活動において必須ではなく、多くの企業がスコアの提示を義務化していなく《ビジネスレベルの語学力》、《日常会話レベルでの語学力》など抽象的な表現を用いります。しかし、中には優れた語学力を持っていてもスコアを持っていない人材は足切りを行う企業もありますのでスコアの取得を推奨します。本来、留学生の皆様が留学中に受ける英語技能試験はIELTSやTOEFLなどがありますが、こちらのスコアは国内において知名度が低く指針となっておりません。さりとて、留学で培った語学力であればTOEICでの高得点を取得することは可能です。
■TOEICを受けるタイミングとは
面接時にTOEICのスコアを提示する際は、最新のスコアでないと効力がありません。直近のスコアが最適ですが、古くても現在から見て二年前までのスコアが必要になります。語学というものは、あくまでツールの一つにすぎません。留学中に比べると帰国後は英語の使用頻度が減少するため、定期的な受験など現在の語学力を把握することが大切になってきます。TOEIC対策としては、留学経験者の皆様はしっかりとした基盤がありますので、過去の問題集を解き傾向を確認することが最も有効な手立てです。
本来、語学というものは試験的なものではなく、コミュニケーションやビジネスのツールであるものです。留学したことによりツールとしての英語を習得した皆様からすると少し疑問点があるとは思いますが、面接においては指針となるものが必要です。そして、大切なことはスコアなどではなく話す内容になってきます。どんなに流暢な英語を使うことができても日々の業務や商談において脈絡の無い話では意味がありません。この点においても、留学経験者の皆様は留学によって習得したスキルで語学力プラスαの貢献が可能だと存じ上げております。スコアの先にある何かを表現できる唯一無二の存在が皆様だとTip Top Joは考えます。
TIP TOP JOBは《語学力》だけでなく、《語学力×留学経験》という価値を求めている企業と求職者の間に入って留学後の人生をサポートしていきます。