《留学経験を活かして働く インタビュー プリスクール》
今回は、幼稚園就学前の幼児を対象にした英語教育の場として注目されるインターナショナルプリスクールで保育士として働く方にお話をお伺いしました。ネイティブ講師と共に、英語で子供たちの成長を見守る保育の仕事についてご紹介します。
■国家資格+《英語力》を活かして働く
――インターナショナルプリスクールの保育士の業務と魅力についてお話しいただけますか?
私は、インターナショナルプリスクールで、保育士として、ネイティブ講師と共に英語で幼児教育をしています。プリスクールなので、1歳から4歳程度の幼稚園入園前の幼児を対象にしています。業務は保育とプリスクールの運営事務をしています。この仕事の魅力は、やはり子供の成長に関与できることです。少しずつ言葉を覚えたり、社会性を身に付けたりして卒園して旅立つ姿を見ると、人間の可能性を感じられることが魅力です。
■英語で学び・遊び・暮らす
――インターナショナルプリスクールということは、スクール公用語は英語ですか?
もちろんです。子供とのやりとりもそうですが、雑談から業務連絡、会議、その他、保護者との面談など、すべてのコミュニケーションは英語を使用します。日本語は一切使わない環境なので、英語力強化にもなります。また、私の勤めるスクールでは、英語資格についての補助制度があるので、保育士は皆、頑張って勉強しています。
――勉強を続けるとは、素晴らしいことですね。どんな時に、やりがいを感じますか?
日本人、外国人、様々な国籍や母語を持つ子供たちが集まります。その中で、英語という世界共通語を学び、学んだ単語を組み合わせて、例えば私に対して” 好き ”と伝えてくれた時、とても感動します。初めは英語どころか言葉だけでなく自分の感情の種類もよくわからない子供が、憶えた言葉を組み合わせて“好き”と伝えてくれる、そういう心の純粋さとけなげな姿に思わず目頭が熱くなります。そういう仕事なので、日々やりがいを感じています。
――保育の難しさを感じる時はありますか?
はい。やはり子供は、心を持つデリケートな存在なのでカリキュラム通りに何でも進むわけではありません。反抗する時期を迎えたり、何かにこだわりすぎてしまったり、それらは皆、成長の証として表面に現われるものです。でも、難しいそれらの時期を、保育のプロとして知識や経験を活かして、父兄とは違う冷静な対応ができると思います。
そういった時期を、温かい気持ちで乗り越えていくことができれば、一人一人の子供にとって、必ず、人生を生きるプラスの力になると思います。将来、グローバル社会を支えていく大切な社会構成員として、子供たちに対する適切で温かな目を持つことは非常に大切です。難しさ以上に、やりがいを感じられる仕事です。
■成長が見込まれる分野
――最後に、求職中の留学経験者にアドバイスをお願いします。
保育士として働いていた、あるいは働いている留学経験者の方は、資格と留学経験が同時に活かせるとても魅力的な仕事です。また、短大・大学で保育を勉強している学生の方は、これから語学留学を考えてみてはいかがでしょうか。少子化と言われる中、保育・幼児教育、それから英語教育に対する関心は高まるばかりです。成長の見込まれる分野なので、将来性もあり、特に女性の職業選択として最良なものだと感じています。資格と《語学力》と《留学経験》という、みなさんが持つ経験のすべてが活かせるインターナショナルプリスクールの仕事をお勧めします。
TIP TOP JOBは《語学力》だけでなく、《語学力×留学経験》という価値を求めている企業と求職者の間に入って留学後の人生をサポートしていきます。