《留学経験を活かして働く インタビュー 空港スタッフ》
今回は、英語を活かした仕事として知られる空港スタッフについてご紹介します。空港スタッフの中でも、飛行機の搭乗手続きなどでよく知られる旅客サービス業務の方にお話をお伺いしました。
■世界へ繋がる空港で働く
――旅客サービスの業務と魅力についてお話しいただけますか?
私は、国内航空会社で旅客サービススタッフとして働いています。業務内容はよく知られているように、搭乗手続きから、手荷物サービスまで、地上でお客様のお見送り・入国したお客様の応対をしています。魅力はやはり、世界に繋がる空港という特殊な空間そのものにあります。毎日、飛行機の離発着を見ながら働くことは、非常に夢があります。
――そうですね。難しいと感じることはありますか?
やはり、出発は時間厳守ので、お客様全員に無事に飛行機に乗っていただくまで、いろいろなことがあります。声を出しながら空港内を走り回ることもあり、体力のいる仕事です。飛行機の出発時間はドアを閉める時間ではなく、タイヤが動き出す時間なので、緊張感のある仕事です。仲間のスタッフと協力して、無事搭乗を終えるまでに、思うようにいかないことが多い、そういう時に難しさを感じます。
■女性の人生設計をフォローするシステムがある
――女性が活躍する職場というイメージですが働きやすいですか?
はい。福利厚生がしっかりしており、産休・育休制度が整っていて、女性が働きやすいよう工夫がなされています。そういったシステムだけでなく、一般の企業では未だ難しい女性のキャリアが叶えられます。責任者や新人の教育のためのインストラクターなどの社内資格が多くあり、それらを取得し、キャリアアップすることができます。私の会社では管理職の8割近くが女性です。英語だけでなく、中国語・韓国語の需要が多く、また、その他スペイン語などを活かして就労することが可能です。旅客サービスは、単に《語学力》を活かしたグローバルな仕事というだけではありません。女性が管理職を当然に目指せるという意味でも、ボーダーレスな職業なのです。
――女性の管理職は、抜群の多さですね。やはり、やりがいを感じますか?
はい。管理職を目指して働くことは、これからの女性にとって、一番のやりがいを感じられる部分だと思います。また、女性にとって、キャリアと出産の問題があると思いますが、私生活との両立という意味でも、将来的な生活設計が立てやすく工夫されています。会社にもよりますが、私の勤める会社では、今、問題になっている保育園の問題などにも対応できるように、様々なシステムが整っています。育休の後には、短時間勤務から復職して、徐々にフルタイムにシフトしていくことで、保育園の受け入れの基準をクリアできるよう、様々な制度もあり、利用されています。
■自由な働き方・生き方の設計
――最後に、求職中の留学経験者にアドバイスをお願いします。
留学経験者のみなさんにとって、旅立ちの出発点であり、故郷への入口である空港は、様々な思い入れのある空間だと思います。その空港で、《留学経験》と《語学力》を活かして働いてみませんか。女性の管理職、それらを支える様々な制度・福利厚生が整う環境で、人生を制約されることなく、自由に設計して叶えていくことができると思います。コミュニケーション能力、異文化・多様性の理解、積極性など、留学経験が活かせるとても素晴らしい職業です。
空港スタッフの具体的な業務内容については、下記をご参照ください。
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