<グローバル人材の活躍のステージ ~シンクタンク~>
私たちの生活、思想、企業や国の政策を支えるグローバル人材の存在をご存知でしょうか? それは、シンクタンクと呼ばれるあらゆる分野のエキスパート集団です。グローバル人材の活躍のステージとして注目されるシンクタンクについてご紹介します。
■シンクタンクとは何か?
シンクタンクとは “think” + “tank” = 「頭脳集団」と直訳される研究機関です。各分野の専門家が様々なことに関するデータなどを元に、調査、分析結果を公表したり、政府に政策の提言をしたりすることを目的とした組織です。シンクタンクでは、その他、民間企業に対する方向性の指針となる提言をしています。
運営スタイルの世界的なスタンダードは、非営利法人であるNPOですが、国内では、その他に株式会社、一般財団法人、公益財団法人、大学などを母体とした関連機関として数多く存在しています。分野は、政策の提言をする政府系だけでなく、一般企業系の製造、食品、デザイン、貿易、不動産から金融まであらゆる業種に関連したものが存在します。
■活動内容
主な活動内容は、公的機関から調査依頼を受け、各分野の専門家が研究、提言をすることです。具体的な依頼内容の例は、増税の際の雇用の推移や長期的な経済的影響、オリンピック誘致のための政策や経済効果の試算、少子高齢化の予測や経済的影響についての提言など、多岐にわたります。それらの提言に基づいて政策が立案され、私たちの生活の発展や安定がはかられているのです。また、民間のシンクタンクでは、それらの活動に加えて、コンサルティング業務で収益を上げています。
■コンサルタントとの違い
企業のコンサルティングをしているといっても、一般のコンサルタントとの違いは、あくまでシンクタンクであることと、業務の内容にあります。コンサルタントは広く一般の企業などをクライアントとし、解決を希望する課題のための提案をします。一方、シンクタンクは、政府機関や母体となる企業グループのためのコンサルティングをしているのです。
■活躍のステージは世界に繋がる
一般的に、シンクタンクでは日系企業であっても、求められる英語力はビジネス英語以上が必須条件となっています。国内だけでなく海外から広く用いる各種研究資料の読解・分析には、高度な《英語力》がなくてはなりません。また、海外からのクライアントも多く、グローバルな規模で調査・研究を依頼されています。国や企業の長期的な成長や可能性、また、新たな切り口から経済の動向を調査・研究するシンクタンクは、グローバル人材の活躍のステージとして、より優秀な留学経験者を求めているエキスパート集団なのです。
TIP TOP JOBは《語学力》だけでなく、《語学力×留学経験》という価値を求めている企業と求職者の間に入って留学後の人生をサポートしていきます。