《海外留学経験を活かして働く仕事 貿易事務》
■貿易に携わる専門事務
《語学力》を活かした仕事として、人気の高い貿易事務についてご紹介します。
貿易事務は、主に、商社、自動車関連などのメーカー、船舶会社や海運貨物・倉庫業などで求められる専門の事務職です。輸出入の際の税関を通すための業務である通関に関する手続が主な内容となっています。税関には様々な取り決めがあり、貿易業務は通関がうまくいかなければ成立しません。それらのことから、やりがいのある仕事として注目されています。また、日常業務の中で《語学力》を求められるので、ビジネス英語の習得が要件となります。
■基礎的な要件
一般の事務職とは異なり、求められる要件がやや高度です。貿易に関する専門性が問われるので、基礎的な事務処理能力については、経験者であることが好ましいとされています。業務内容は、OA機器の操作、各種専門書類の作成、ビジネス電話応対、社内外との連絡調整など、高度なものとなっています。また、日々の業務の中で英語を使用するため、英語力の維持、向上が期待される職業としても注目されているのです。
■資格の有無
貿易事務には、専門性を表わす国家資格として「通関士」があります。通関に必要な様々な専門知識が問われるため、難易度の高い国家資格となっています。無資格でも未経験者を採用している企業では、どなたでも就労可能です。
<国家資格あり>
国家資格である「通関士」を取得している場合は、スムーズな採用が見込まれます。専門性が認められ、報酬、待遇においても優遇されるでしょう。また、通関士だけでなく、貿易事務検定などの資格を取得していることも他の留学経験者との差異を明確にします。より重要なポストに就くことができるので、《語学力》を発揮する機会が増すだけでなく、社内外との調整を担う難しい役割を任されることになります。《留学経験》で培った柔軟性、コミュニケーション能力、決断力などを発揮できるやりがいのある仕事となっています。
<国家資格なし>
未経験者を採用する企業では、無資格者に対しても門戸を開いています。その場合も、上記のとおり事務職の経験は必須となっています。やや難易度の高い仕事ですが、非常にやりがいがあり、《語学力》はもとより、積極性や実行力などの《留学経験》が、貿易事務という仕事を進める上で十分に発揮できるでしょう。
英語力 |
ビジネス TOEIC600~ |
専門性 |
中~高 (国家資格) |
このようなことから、貿易事務は留学経験者に適した職業として注目されています。現在、一般の事務職をしている方の眠っている《留学経験》と《語学力》を活かしたキャリアアップ転職として、また、現職の貿易事務のさらなるキャリアアップ転職として、また、新卒者の社会での活躍のステージとして、TIP TOP JOBは留学経験者に適した就職先をご用意しています。
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